トラック旅行記

五回目

期間:2008年1月10日〜14日

 

1日目:10日

*5回目のチューク旅行でっす!!今回は缶ハスもダイバーとしての旅行♪凄いねっ。ふふん。前回は金曜日のランチにおにぎりがあって便利だったから、今回も忘れず持って行きたい。機内食が不味くて食えないのにターミナルが変わってから、成田で食べることもできなくなったので、木曜日の晩御飯としてもおにぎりを持って行きたい。それで駐車場に行く前におにぎりを大量買い付けする予定だったのに、おまぬけパールが外貨の財布を家に忘れて来ちゃった。一旦家に帰ってから空港に行くことになったので、買い物は家の近所のコンビニですることになった。

*家に帰る時間が要るから、できるだけ早く駐車場に来いと言われてたんで、駐車場には結構走って到着したけど、パールはいないし、待ってもなかなか来ない。電話してみたら、なんと、コンビニでおにぎり買ってるよ〜♪との返事。何でだよ!!缶ハスだって買いたいよ!!缶ハスも行く!って言ったけど、もう買っちゃったからダメと冷たく言われ、念のため確認したけど、やはり缶ハスの分は無く、パールの分だけ。けっ。

*結局それはパールのお昼ご飯で、家に帰るまでに無くなってしまった。昼ご飯でも何でもいっけどさー、どうせ買うのわかってんだから、もっと買っといてくれればいいのに…ぶつぶつ。家に帰るまでの道は結構混んでいた。家に着いたら、缶ハスは早速コンビニへ買い物に走る。明日のランチ用にはあまりもたなさげな具が入ってたら困るなーとか思ってたけど、それ以前におにぎりがほとんど売ってなかった。6時半過ぎっておにぎりがよく売れる時間なんかね。もう1件周ったけどやはり無かった。だからパールがあの時買っててくれりゃ良かったんだよ…ぷんぷん。

*おにぎりは予定通り買えなかったけど、空港には順調に到着。トランクも開けられなかったし、コンチのお姉さんも親切でいい感じだった。タバコ買ってビール飲んでたら搭乗の時刻になった。今回はパールのお隣さっ。

*搭乗口を通ると、お姉さんが1人待ち構えていて、パールを呼びつける。なるほど、ここで手荷物検査なんか。缶ハスも荷物を渡そうとしたら、貴女はあちらでお待ち下さい、と冷たく言われる。へえへえ、順番なんですね。しかし手荷物検査の割にはかなり厳しい。パールはまたポケットの金属の物を全部出さされ、ライターはジップロックに入れられる。ベルトも外し、靴も脱がされ、靴の中にも手を突っ込まれて調べられてる。足洗って来て良かったね〜、パール。金属探知機で体中を調べられてやっと終了。1人ずつやってたらめちゃくちゃ時間かかるやん。次は缶ハスかと思ったけど、缶ハスは無視。次々来る親子連れも素通り状態。適当に何人かピックアップして調べてるみたい。でもパールが選ばれたってことはやはり人(犬?)相が悪かったんだな…。くす。

*時刻通り、8時20分には出発。今回はちゃんとライトが点く。やっぱり前回は壊れてたに違いない。機内は結構空いている。このくらいがいいね♪10時くらいに機内食が配られる。ホントに見事に毎回同じだなあ〜。業者とつるんでるのか?缶ハスは買えたおにぎりを食べ、嫌いなピタパンサンドはパールにあげる。パールは文句を言っても、ちゃんと甘々のケーキまで平らげている。缶ハスはサラダしか食えない。おにぎりは必需品だな。

2日目:11日

*日付が変わって、2日目に入り、グアムに到着!パールは機内で本ばっかり読んでいて入国カードを書いてないくせに、どんどん他の人を抜かしながら空港内を進んでいく。もう、待ってよ!缶ハスは眠いのに走らなきゃついていけなくて、不機嫌。でも、いざ入国審査場に入ったらガラガラで、着くなり、はい、次〜と早速呼ばてしまう。入国カードが白紙のパールは、缶ハスが手続きしてる間に隣で大慌てで走り書き。入国カードを書いてない時に限って、入国審査場がガラガラって…。やっぱりパールの日頃の行いのせいかな?。

*グアムの空港は全然変わってなかったけど、来るたびに係員の人の日本語がうまくなっている。じきに日本語が第2言語になりそうな勢い。あんま賢そうな顔してない人も流暢に話す。偉いな〜。あまりに全然変わってないので、カメラ持ってても全く撮る場所がない。ほどなくラウンジへ移動し、今回は冬だからダウンコートを持ってるのできつい冷房も気にならず、缶ハスは本読みながらすぐに居眠り開始。

*周りが騒がしくなってきたので、起きたら6時過ぎだった。パールはまだぐうぐう寝ている。ゲートに行くと何も飲めないので今のうちにお紅茶を飲んでおく。まだ時間があるので、ちょっとくらい化粧でも直すか…と鏡を見てびっくり。枕代わりになっていた鞄の型がくっきり顔に付いている!ファンデーションを塗り込むわけにもいかず型は缶ハスの鼻くらい目立つ。さいてー、さいてー。

*7時半にはパールも起きたので、フードコートへ。またしてもさいてーなことにおにぎりが完売。今炊いてます!って感じで炊飯器から蒸気がでていた。ちえー。今回はおにぎりにたたられてるな!ぷん。すぐに搭乗開始になる。周りの人たちみんなが缶ハスの顔の型を見て笑っているような気がする〜。帽子買えば良かった…。くすん。

*定刻通り出発。ダウンがあるから冷房も気にならなーい。あ、ひょっとしたら、この常夏の島で、ダウンなんか着てるからみんな缶ハスを見てたんかな?顔の型ではなく…?早速寝ちゃって、何となく起きて、入国審査の用紙を貰い、何となく起きて、朝食を貰い、何となく起きてトラックラグーンを見る。でももうかなり降りてきてから目を開けたので、写真通りというわけにはいかなかった。またしても不覚。

*いつも着陸前後しか、外を見ないけど、今回はその前からも見ていた。そしたら、かなり高度を下げてきてもまだ海の上。えー、もう波がかかりそうやんか〜、大丈夫なのかい?ボートくらいの高さまで降下してもまだ海の上。絶対機体は海水浴びてるって!後ろのおばちゃん達も騒ぎ出した。でも着陸寸前に陸地が出てきてセーフ♪無事に陸地に着陸♪よかった、よかった。海に落ちるのは食後なんだよ。後ろのおばちゃん達も喜んでいた。パールに言ったら、飛行場の位置を考えたら、ギリギリまで海面を飛んでて当たり前やないかと冷たく言われただけ。けっ。お前もちったあドキドキしろよ!

*入国審査場は全然変わってない。でも2人しかいない審査官が外国人とチューキーとに分けて手続きをしていたので、当然外国人側は結構な列。チューキー側が終わったので、ビリの我々がそっちに並び直そうとしたら、ダメ!と列整理係りに怒られた。チューキー担当は暇そうにしてんのに…ぶつぶつ。飛行機や飛行場の様子をカメラにおさめていた人たちが遅れてやってきた。その人たちはチューキー担当側に行かせて貰いたったか終了していく。我々はまたしてもビリ。何でやねん、意地悪かよ!

*ま、どうせトランク出るまで時間かかるし、いいですけど。やっと我々の番になり、パールが先に済ませる。缶ハスも終わって追っかけると、パールは自分のトランクだけ取ってきてもう出ようとしている。おい!待ってくれよ!缶ハスのトランクはまだ出てこない。また最後だった。いっつも最後のような気がしますが、気のせいですかね?

*最近は入国の時はトランクを開けられなくなり、スムーズになった。外に出たらさすがにめちゃめちゃあっつーい。まだ日焼け止め塗ってないし、ヤバい也。

*日陰に入ろうとしたら、お迎えに来ましたーと我々を呼ぶ声が。前にこの旅行会社を使った時は、ホテルの予約が入ってなくてもめたから、何か申し送りでもあったのか、今回はやけに手際がいい。あっという間にホテルまで送られて、チェックイン手続きもしてくれて、最終日の迎えの時間を打ち合わせて終了。部屋は前回来た時に最終日に移動させられた部屋だった。

*早速、ダイビングショップのT氏に電話して打ち合わせ。1時間弱で出発なので、慌てて準備する。待って、待っての連続で、迎えに来てくれたT氏の車に乗り込みそのままボートへ。何だか皆さんあまり懐かしがってくれない。出迎えの言葉が「お帰り〜。」だってさ。ま、前回から3ヶ月くらいしか経ってないからな。当たり前か〜。親姉妹よりしょっちゅう会ってるんだもんね♪

*今回は鼻からラーメンを出さないように酔い止めも飲んだし、ラーメンも食ってないしバッチリだけど、ボートは揺れる揺れる。濡れる濡れる。お尻は空中にいる時間がかなり長いし着地のたびに違った場所に着地してる気がする。移動する物体からどのくらい離れたら移動する物体からの引力を受けなくなるんだっけ?余計なことを考えてたらやっとボートが止まった…。やれやれ。落ちなくてよかった。しかし落ちたみたいにずぶ濡れ。そのへんの遊園地のアトラクションよりずっとスリル満点で面白い☆

*パールが行きたくてリクエストした天山だから、説明を受けると張り切って行っちゃう。波が高かろうとへっちゃらみたい。缶ハスは深くて行けないので、ランチ、ランチ。お腹すいちゃった。次のダイビングに向けて腹ごしらえしなきゃ。しかし揺れるなあ。歩けやしない。日陰の位置に合わせて移動しようとするけど、すぐに日なたになっちゃうからなかなか忙しい。

*今回缶ハス専属のインストラクターになってくれるK氏に何か不安なことあったら聞いてくださいね〜と言われ、バックロールが怖い、耳抜きが心配、沈むのはゆっくりやりたい、セッティングの仕方を忘れたと、だったら潜るなよ!と言われそうなくらい並べたてる。幸いK氏はそんな意地悪を言わず、ゆっくり自分のスピードでいいですからね〜と親切。

*そうこう話してるうちにパールが戻ってきた。えっ、もう終わり?びっくり、びっくり。U氏に待ってる間にウェットスーツが裏返しになってるのでひっくり返しておくように言われてたのにそれすらやってない。ヤバい。でもK氏が水面休息の時でいいですよ〜と言ってくれたので、慌ててやろうとしたけどやめておく。 ススキに移動してランチの続き。ここは比較的揺れないな。ちゃんとウェットスーツもひっくり返して準備OK。

*休憩が終わり、平安丸へ。またまためちゃくちゃ揺れてびしょびしょになりながら到着。パールは躊躇うことなくバックロールしちゃうけど、缶ハスには一大イベント。ドキドキだあ。しかし今回はギャランが見かねて全て手伝ってくれる。セッティングは勿論着てからもいろいろあるホースをきっちり留めてくれ、フィンも履かせてくれる。バックロールもお尻の位置を見てくれ、トンと押してくれたので、不格好ながらも、水中に落ちることができた。しかし缶ハスは落ちてからがなかなかうつ伏せになれない。ひっくり返った蝉みたいで、手足をばたして頑張ってんのにずっと仰向け状態。K氏にうつ伏せにしてもらいやっと準備完了。ふう。でももう平安丸へと続いてるロープの位置が分からない。あっちと教えて貰った方へ泳いで行く。あった、あった命綱☆ロープを握ったら潜行開始だけど、波が荒いのでなかなか自分のスピードというわけにはいかない。まだ耳抜きしてないのにロープに引っ張られてぴゅーって下がっちゃうし、かと思いきや、ロープがびょーんって跳ね上がり缶ハスも一緒に跳ね上がってブイにごちんって頭ぶつけちゃった。んもう。缶ハス頑張ってんだから邪魔しないでよね。

*それでも何とか潜行していく。おーっと、サメみたいなんがいるけど、こっちからインストラクターに話しかけるのは難しい。K氏はいろいろ手話してくるけど、手のサインもあやふやですって言っときゃよかったなあ。でも耳が〜とOK〜ってできたら問題なかった。

*ようやく船まで降りてきた。パールの写真どおりだ。平安丸って書いてある。思ったよりでかい字だな。K氏が左が下になってると書いてくる。缶ハスのことかと思いきや船のことだった。ははは。

*こっちと呼ばれたので、そっちに泳いで行くとまたまたパールの写真にあった通路みたいなんがある。おー、凄いや。ちょっと入ってみましょうと書かれ、K氏はその通路へと潜って行く。えー、なんかそこ深そうやしイヤだなあ。でも缶ハスの文句は届かず、仕方なく缶ハスもその通路へ。まあ、足が付いたのでちょっと安心。通路に置いてある棒を指差してK氏が潜望鏡ですと書いてくる。おっと漢字だ。U氏ならきっと平仮名で書いてるね。缶ハスが潜望鏡を知らなかったらいかんと思ったのか絵も描いてくれる。潜水艦に付いてるヤツだよな。あれ?平安丸は潜水艦やったっけ?あとで聞いたら積み荷だった。ははは。

*潜望鏡を見てたら他にダイバー達がやってきた。パールかと思って手を振ったら、次々とダイバーが現れる。パールいつ友達作ったんだい…?パールじゃなくて別のダイビングチームでした。道理で愛想良く手を振ってくれるわけだ。缶ハスがロープに引っ張られて四苦八苦してる間にボートで到着し、もうここまで潜ってきたってことか。凄いや。後方へと進み、大きいスクリューを見る。これも写真にあったな。あれあれ、スクリューを見るために泳ぎをやめるとどんどん体が降下する。ヤバい、どこかに捕まらねば…。でもどこにも捕まるところはなく、スクリューの上に着地。そしてしがみつく。壊したらどうしよう、それにここからじゃスクリューだかなんだか分からないじゃん。K氏が笑ってるのが分かる。笑っとらんと助けてくれよ!

*うみぶどうを手に張り切って帰って来たのに、U氏もパールも反応薄。面白くないなっ。パールの餌にもならないみたいなので、海のものは海へお返しする。つまりは海にポイ捨て。

*ススキへ戻って休息。あれ見たこれ見たと自慢したあと、黙って耳抜き練習。変な顔をしていたのか、パールに不審気に何をしているのかと聞かれちゃった。正直に耳抜き練習というと更に不審な顔をされた。何でだよ〜!?平安丸は大きな船らしく全長168mあるらしい。行って帰って来たら300m以上。缶ハスは中学の時に渋々50m泳いだ程度。以来ほとんどお遊び程度で、きちんと泳いだことなんかない。生まれて初めて泳いだ最長記録じゃないか〜。いろいろ背負ってはいるけど。すごいなっ、缶ハスって♪。

*次は札幌丸。あまり誰も行かない船らしい。またギャランに全てお任せで海に落ちる。なぜかボートの下に行ってしまい、K氏に引っ張り出して頂く。ロープづたいに潜って行くけど、何や何も見えん。きらびやかな魚もいないし、ロープのちょっと先も濁っていて、どのくらい潜れば船に辿り着くのか全然分からない。吹雪のスキー場のようだナ。これはロープを離すと完全に迷子になってしまうかも。ヤバい。絶対に離さないぞ!

*やっと船が見えて来て、ちょっと安心。でもあまり魚もいないし暗い船だなあ。ここに入りましょとK氏に先導され、小さい入り口からよいしょ、よいしょと船内へ。そこはブリッジだった。船長さんのように窓から外を覗く。ここで面舵!とか言ってたんだね、きっと。小さい入り口から苦労して出て、次の小さい入り口へ。キッチンと教えてもらい、ライトを渡されて、中を指差すもんだから、缶ハスは絶対こんな暗い所には入りたくないと思って、全身を使ってイヤですポーズをしたら、見るだけでした…。ライトをお借りして中を覗いたら、小さい魚がライトの光の中で青く反射してた。

*小さい魚たちを観察しながらゆっくり浮上。ロープに捕まって停止してるときに、ウェットスーツを見たら、あれま、真っ白。借り物なのに…。どうせ暇なので今のうちに汚れを払っておく。ハシゴに戻ると、U氏やパールはもう戻っていて、お帰りやら何やら声をかけてくれるんで、この声援(?)に答えねば…とばかり、張り切ってレギュレーターを外し、ただいま〜!!と言おうと口を開けたら、思い切り波かぶって水飲んじゃったー。げほげほ。缶ハスのテリトリーで溺れかけるとわ。油断大敵也。レギュレーターはボートに上がるまで外したらあかんらしいわ。

*もう5時半過ぎで、暗くなりかけ。ショップを目指してボートは疾走。またまた眼も開けれないほど水をかぶる。ボートの上でもマスクは必需品ですな。ショップに到着するけど、暗い。電気来てないんだ。ウェットスーツを洗って干し、U夫人に送って貰ってホテルへ。なぜかホテルも真っ暗。U夫人は心配そうだが、ホテルの人に聞くと、すぐ点くと言う。確かに部屋に着くまでに電気が点いた。ホテルの人は魔法だよ〜♪と自慢気だけど、だったら最初から停電にすんなよな。

*部屋に入ってシャワーしてたらまた停電。勘弁してくださいよ…。もう魔法って分かってますよ。酔い止めが効きすぎたのか眠い、眠い。夕食にレストランに行くけど、相変わらず、なかなか出てこないので寝てしまいそうになる。ジュースとか飲んでとにかく起きていよう、と頑張るけど、油断すると居眠りしちゃう。やっと出てくるけど、あまりに眠くて機械的に口に運んだだけ。そして部屋に帰ると速攻寝てしまいました…。

3日目:12日

*3日目の朝です。朝はちゃんと6時に起きれる。缶ハスお利口。7時45分にお迎えに来て頂き、ランチを買いにローカルマーケットへ。チャーハンみたいなのに目玉焼きが乗ってるのが美味しそう。卵が生の部分があると、この炎天下悪くなるんじゃないかと、ちょっと心配だけど、U氏は大丈夫というので、できるだけ生の部分の少ないのを2つ選んで買う。2つで3ドルと信じらんないくらい安い。次回からランチはここで買いますわ♪

*ショップに着くとすぐボートに乗って愛國丸へ。大波、大波でなかなかアンカーがかからず、大変そうだった。U氏とK氏がパールと潜り、缶ハスは朝ご飯。あまりに揺れるのでヘリに座っておれず、床に座って食事。酔い止めの宣伝じゃないけど、薬飲んでたら全くへっちゃらだ。

*深い船なので、ダイバー達はすぐに帰って来る。パールの記念すべき50本目のダイブなので、記念撮影をしてきたらしい。早速船上でも記念撮影。おめでとお♪

*第二日の丸でパールは朝ご飯。その後富士川丸へ向けて出発。またギャランがすべてやってくれ、海に落ちた後はK氏がやってくれる。揺れるロープに翻弄されながら、ゆっくり降下。今回は結構すぐに船が見えて来たから安心だね。いつまでもロープを持ってるわけにもいかず、仕方なくギリギリでロープを離して有名なメモリアルプレートのある方へ。しかしえらい深い所に置いたなあ。もうちょっと浅い所だと缶ハスも苦労しないのに…。

*ありゃりゃ、しかし意図しないスピードで缶ハスの体は潜行してゆく。何でだよ、息そんなに吐いてないし、いつも潜行はなかなか沈まず、苦手なはずなのに…。ちょっと待ってよ!まだ耳抜きしてないのに…!慌ててるうちにメモリアルプレートの前に着地してしまった。耳抜きする間もなかったので、慌てて何回もとりあえずやっておく。良かった、耳痛くない。でも耳ばかりに気を取られていたら危うくレギュレーターが外れるとこだった。あぶねー。

*メモリアルプレート前でお祈りを捧げ、K氏に続く。綺麗な魚をいろいろ教えて頂くが掴まる所がないと、集中して探せない。小さい上に保護色で目立たないようにできてるんだもん。はいはい、それね、と適当に頷いてみると、バレバレで、違う!と丁寧にちゃんと見つけるまで教えてくれる。手がかかってすみません。

*鑑首に入る。テレグラフとやらが置いてある。字も読めそう。何気なく持つと、うにょんと動いた!ヤバい、壊しちゃった!?

*しかしK氏は涼しい顔。(見えないから例え)みんな動かしてるとみえる。良かったー。

*大砲を見学。神國丸の大砲は珊瑚だらけで、大砲らしくなかったけどこれは大砲らしいな。お風呂とか見ながらメモリアルプレートのある所へ戻る。ありゃま、いつの間にか深いと思ってたメモリアルプレートよりさらに深いところにいた。んまあ、騙された気分。

*魚を見ながらロープへ戻る。ロープに捕まってたら何ちゃらいう魚が泳いでいて、変なカオだとK氏が書いてくる。魚を見てたら、口が半開きと書かれたので、缶ハスのことかと思って慌ててレギュをくわえ直したら魚のことでした。ややこしいカオの魚だなあ。

*安全停止が終わり、ボートに上がる。缶ハスが生還してるのに、誰も気づかず、なんかくつろいでる…。おーい。ギャランが気づいてとんできてくれた。本当に親切だ。

*ゼロ戦へ移動してランチ。ローカルフードは量もちょうどだし、美味しい。お茶も熱いのが美味しい。食べ終わる頃、ボートが寄ってきた。チューク観光局のおじさんがお客さんを乗せていた。色白の白人男性が恐る恐る、シュノーケルを付けて海に入ろうとしている。おー、なんだか親近感♪浮き輪代わりに棒を持って泳ぎ出す。現地人のガイドさんが、ビニール袋に空気を入れたボールに捕まって先導している。

*ゼロ戦を見に来たらしいが、現地人ガイドさんはマスクが無いので、どこか正確に分からず、適当に先導しているらしい…。お客さんはシュノーケルとマスクだけで、フィンも無く、途中からは棒も外して頑張って泳いでいる。観光局のおじさんが彼はUSネイビーなんだよ〜と教えてくれる。でも泳ぎは不得意みたいで、ボートにもしがみついて乗ってるんだ、と聞こえないのをいいことにちょっとバカにしてる。ハシゴシュノーケラーの缶ハスとしては、少々同情の念がわいてしまうが、シュノーケルもあっという間に終わり、ボートにも自力で登れないネイビーは確かにちょっと情けないかもぉ。

*観光局の方々と別れ、缶ハスたちは山鬼山丸へ。またしてもギャランとK氏に手伝って貰って海へ。お気に入りのロープにつかまって潜行。でもロープは短くてすぐ終わってしまった。そこから先はK氏に引っ張って貰ってゆっくり潜る。

上を向いてる機銃を見る。弾丸がいっぱい散らばってる。パールの写真で、弾丸使ってCHUUKって書いてあった所だ。缶ハスも弾丸使って何か書こうかな。缶ハスって書こうかな〜。でも考えつく前に移動。お次はトラック。タイヤやハンドルも残ってる。やっぱり写真よりすごいや♪K氏がハンドルを渡してくれる。今回はうまく受け取れた。でも予想外に重く、片手で支えるのが難しいくらい。

*石みたいなんも渡してくれる。何か書いてるので、覗いたけど、石しか読めない。読めませんと全身で表現すると、石炭と大きく書き直してくれた。おーこれが、石炭。飛行機のエンジンを見たり、薬ビンを見たり、この船ではいろいろ見れた。魚も見たし、ウミガメも見た♪そしてご機嫌でボートに戻ったけどやはり誰も出迎えてくれない。これは缶ハスが一人前になったってことっすか??

*ススキで休憩。トイレでも行こうかな〜と思ってたら、またしてもボートが寄ってくる。客船が寄港してるから、海も賑わってるんだな。ボートは3台で、おじいちゃん、おばあちゃんばっかり。みんなお揃いのライフジャケットを着てシュノーケルの準備をしている。ちゃんとウェットスーツ着てる人もいれば、普通の服のままの人もいる。各ボートにガイドっぽい人が乗っていてシュノーケルの時間を相談してる。

*最初は15分くらい?って言ってたくせに、船に戻る時間から割り出して50分と決定。えーUSネイビーでも5分くらいやったのに高齢者に普段着で50分もシュノーケルさせちゃうの?

*おじいちゃん、おばあちゃんは元気に飛び込んで行く。普通のサンダル履きの人もいる。水泳するとは思ってなかったんだろーな。死んでるんではないかと思うくらい水面で長時間動かない人もいて、傍観者の我々はドキドキだけど、ガイドさんたちは呑気に私語を楽しんでる。なんか一気に日本の海水浴場みたいになっちゃった。チュークでこんなにたくさんの人を見るとわ…。

*飽きた人からボートに戻るが、頑張って泳ぎまくってる人も。ボートに戻ったらお揃いのタオルを貰い、なぜかライフジャケットも着替えてる。興味津々でじっくり見ちゃいました。

*パール達は本日最後のダイビングに出発したけど、缶ハスはおじいちゃん、おばあちゃんが全員無事にボートに戻り、客船に戻って行くまで見届けました。パールが帰ってきて、今日のダイビングはおしまい。

*目を開けていれるようにボートの上でもマスクをつけとく。またびしょびしょになり、激しく揺れるボートでショップに向かう。

*ショップに着くとU夫人が50本記念ケーキを用意して待っててくれた。なんて親切なんだ!ケーキカットなんかしちゃいました。ケーキはアメリカ味で甘かったけど、缶ハス全部食べました☆

*ケーキを残して腹ぺこのパールが夕食時間を決めたので、ホテルに帰っても大忙し。シャワーして洗濯したらもうお迎えが来ちゃって、缶ハスは化粧すらできない。カメラは置いていこ。韓国料理店でディナー。多いけど美味い♪やはりたくさんで食べるのはいいね。インストラクターの裏話がたくさん聞けてとても楽しかった。

*送って貰ってホテルに帰ると、部屋に戻る前にちょっとハードレックカフェへ。相変わらず汚い缶にブツブツ。砂に埋めて保管してんじゃないか?部屋に帰って写真を見たら、今日はもう限界。寝ちゃいました。

4日目:13日

*4日目の朝です。缶ハスはダイビングないので、ゆっくり支度。8時前にパールを送り出したら、化粧したり朝食食べたり。いつもバタバタだから、このゆったりは貴重だねえ。でも10時半にはパールが帰ってきたので、またバタバタ開始。

*ランチはトラックストップのレストランで。ビュッフェ形式なので、少量から食べれるし、なにより待たずにすむ。この日曜日のランチはお気に入り♪

*13時にU氏に迎えに来て貰い、前に雨で行けなかった大砲を見に行くために出発。途中スコールもあったけど、大砲のある高台に続く獣道前に到着するころにはやんでました。その辺りに住んでる人達にちょっと車停めさせてくださいと挨拶して(U氏が)から出発。

*獣道というか、ジャングル。パール曰わくlostの世界。パールはさっさと自分だけ行ってしまうので、缶ハスも頑張って追いかける。足首辺りの長さの草が歩くたびに足首を直撃してきやがって痛い。足首切ってたら、さっさと行っちゃったパールのせいにしてやる。

*たくさん歩かないといけなかったらイヤだなーと思いだしたくらいに、洞窟が見えた。よかった、そんなに遠くなくて。現地の人がいて、ちょっとびっくり。誰もいないと思ってたから。この人達は観光なわけないし、何してんだろ。にこっともしてくれない。愛想悪い兄ちゃん達だ。でも手は出してくるから、握手はするんだ〜と缶ハスは極力愛想よく握手。でもなぜかなかなか放してくれない。何か妙な雰囲気になってきた。現地の人を無視し、パールが写真撮るのを見ておこう。

*缶ハスも写真撮ろうと思ったんだけど、電源入れたとたんに電池切れ。んもー。でも何か電池入れ替えて写真撮影って雰囲気ではないし、みんなほとんど話さず、パール待ち。とりあえず撮り終えたので、変な雰囲気のまま下山。うわ、なんと現地人もついてきた。

*どうやら入場料を払えということらしい。自分の土地でも何でもなく、自分達も勝手にたむろってただけなのに厚かましー。でも、ま、払ってその場を収めてもらう。大砲のそばにヤカンがあり、こんな所にヤカンがある!戦時中の物か!?と大発見かと思ったのに、単にこいつら現地人が酒盛りに使ってたものだったみたいで、紛らわしいことすんなよな〜。

*スーパーの「サミーズ」に移動。お土産に美白石鹸を買おうとしてパールを探したけど、いなくて自腹で払った…。

*現地日系人オーナーのスーパーマーケット「シゲト」に移動。さすがシゲト。ちょっと高いけど相変わらず日本の物がたくさんあってよいなあ。これで島内観光はおしまいで、ショップに戻る。ログ付けしたらシールも貼ってもらっちゃう♪

*3時半頃にはホテルに送って貰って、お別れ。でも多分またすぐ会えますよね。

*雨が止むのを待って飲み物を買いに行く。お気に入りのパールティーは最近見かけなくなった、とのことで、純露味のアッサムティーにする。パールはアサヒビールが安いから、と喜んでビールを頼むが、何故か発泡酒が出てきた。これ、ビールじゃないんですけどぉ。

*ホテルに戻って荷物を整理し、帰国準備。最後の晩餐はパールとピザを半分こ。いつも残るのにパールが頑張って完食。お利口だね。部屋に帰るとパールは寝ちゃうけど、缶ハスはシャワーしたり、荷造りしたり。

*23時にはチェックアウトする。飛行機は2時25分だからえらく早いな!ってフロントもびっくりだけど、お迎えがその時間だからしゃーないやん。空港まで送って貰うが、確かに早いから、一番にチェックイン。トランクの中も節操を持って見てくれるようになった。空港使用料を払って次は出国審査だけど、早すぎてまだ開いてない。

5日目:14日

*0時半頃にやっと手荷物検査場が開き、出国審査。係員のいる出国審査のブースはちゃんと冷房が効いてるが、我々の待ってる所は効いてなくて蒸し暑かった。寒いのは嫌だけど、この暑さもね‥。ブースには結露が凄くて中の審査員が見えないほど。出国審査は滞りなく済み、今度は冷房の効いたゲートでひたすら飛行機の到着待ち。

*1時半くらいに凄いスコールの中を飛行機が到着。げ。よりによってこんな大雨の中を飛行機まで行かねばならないのぉ?雨が止むまで雨宿りしてるわけにもいかず、搭乗開始になる。パールは1匹でさっさと雨の中を走って行ってしまう。缶ハスは傘を借りて飛行機まで行こうとするが、借りたコンチネンタルの傘が錆び付いていて開かない。結局開こうと努力してるうちに飛行機に着いてしまった。当然びしょ濡れ。だったら最初から走りゃ良かったよ。パールが正解だよ。

*飛行機の中は冷房がガンガンで濡れた体には寒い、寒い。入国に必要な用紙をすぐに配って貰えたので、寝る前に書いちゃう。なかなかサービスが良いな、今回の乗務員は。

*2時過ぎに出発するがやはりすぐに寝ちゃう。途中起きたら、パールがおやつとコーラとオレンジジュースを貰っていた。コーラかオレンジジュースのどっちかは缶ハスのかと思って喜んだら、両方パールので、缶ハスにはくれなかった。ちえー。ふて寝してやる〜。

*4時くらいに無事にグアムに到着。またパールが凄いスピードで入国審査場まで走り出す。体がまだ寝ている缶ハスにとって、ついていくのはなかなか大変。頑張ってると、何やらどこぞのじいさんが競争心に火でも点けられたか、同じように凄いスピードでパールを追い越そうと走り出す。何なんだ、こいつらは?

*入国審査場に着くと、当然ガラガラで一番に審査して貰える。あー、疲れた。パールはタバコ喫いに行き、缶ハスはお土産を買いに行く。免税店で怒って大声を出してる人がいる。どこでもクレームはあるもんだ。ラウンジへ移動し無料の飲み物を頂く。さっき怒ってた人もいて、さっきより小声で文句を言っていた。

*6時半くらいにゲートに移動すると、あまり人がいない。空いてるのかと思ったらもうほとんどの人が搭乗したあとだった。わー。すぐ搭乗する。座ると同時くらいに眠ってしまう。パールはドラマを見ようとテレビをいじってた。途中、ご飯だよ〜と揺り起こされるが、要りません、と言ってまた寝ちゃう。

*成田には9時半くらいに着いたけど、なぜかウロウロしていて10時くらいにやっとゲートに到着。パールはまたもや入国審査場へとダッシュしだす。寒いなあ、日本は…。1月だから当たり前だけどさ。入国審査場はガラガラ。すぐ手続き終わって、バゲージクレームへ。これがまた全然トランクが出てこない。パールは缶ハスに見とけよ、と言いつけて自分だけトイレに行ったっきり帰ってこない。んもー、缶ハスだって行きたいのに。

*ようやくトランクが出てきて、重いのをベルトから引きずりおろしたらパールが見計らったように帰ってきた。次は缶ハスがトイレに行こうとしたら、パールがタバコ喫いたいから、喫煙所に移動してからにしろという。全く勝手なやつぅ。喫煙所に移動し、トイレにも行ってトランクを送ったら、お迎えの依頼の電話をする。もうすでに待っててくれてた。

*車を受け取りガラガラの道を帰る。11時半には家に着いちゃいました。今回は2匹ともダイバーとしてチュークに行ってきました。すごいや!次回はグローブを買って貰って、また頑張りまーす。パール旅費よろしく〜。