護衛艦てるづき(DD-116)
(出典:海上自衛隊ホームページ、写真は「あきづき」)
- 「たかなみ」型汎用護衛艦の発展型として、海上自衛隊が取得中の新型の汎用護衛艦「あきづき」型の2番艦。平成25年3月に就役した最新鋭艦である。なお、「あきづき」のネームシップを持つ艦型は、1960年就役の初代あきづき型護衛艦に続いて2代目であり、漢字表記である旧海軍の秋月型駆逐艦を含めれば3代目になる。本艦型は、秋月型が防空駆逐艦という性格を同じくするところから、艦名を継承した。
新たな脅威や多様な事態に実効的に対応し、本格的な侵略事態にも備えるための高度な防空能力、対潜戦能力及び対水上戦能力を持つ護衛艦であって、護衛艦部隊(機動運用部隊)の防空重視グループの中核艦であるイージス艦が、弾道ミサイル警戒及び対処任務に従事している際に、航空機、潜水艦、水上艦艇等による攻撃から防御する等の役割を担う。
<主要目>
●基準排水量:5000t/満載排水量:6800t
●主要寸法:全長150.5m×幅18.3m×深さ10.9m×喫水5.4m
●エンジン:ガスタービン4基(COGAG)2軸 出力:6.4万馬力
●速力:最大30kt
●乗員:約200名
●主要装備:5インチ62口径単装連射砲×1 高性能20mm多銃身機関砲CIWS×2 対艦ミサイル・90式SSM
4連装発射筒×2 スタンダードSAM/アスロックSUM・VLS(Mk41)×1(前部32セル) 3連装短魚雷発射管×2 FCS-3(艦載対空戦闘システム) 艦載機
SH-60K哨戒ヘリコプター 1/2機
艦橋構造物とレーダー群、艦首5インチ単装速射砲、近接防御火器(CIWS)
90式艦対艦ミサイルSSM-B 4連装発射筒
居並ぶ護衛艦群。艦橋構造の違いが良く分かる。
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