TRUK沈船の記録

 トラックは、委任統治領として日本が第一次大戦後より実行支配しておりました。大戦中も夏島(現デュブロン島)に南洋庁トラック支庁が置かれ、トラックには、約3万名の日本人が暮らしておりました。
 昭和19年1月7日以来、米軍の偵察機が頻繁に訪れるようになり、帝國海軍の一大前線基地であるトラック来襲も近いと言われ要塞化が進められておりました。海軍は、厳戒体制をとる一方でトラック諸島の連合艦隊主力を別の基地へと移動させました。やっと警戒体制が解かれたのが2月16日でありました。多くの水上艦の乗組員や航空隊の搭乗員も含め酒を酌み交わし安心した状態であったと言われています。
 2月17日の未明、突然に米機動部隊の艦載機の空襲が始まりました。17日と18日の2日間で延べ1250機の米軍機が来襲し空爆を重ねました。
(空襲の写真はこちらから)
 この大空襲により第四艦隊の在泊艦艇を中心に徴用した輸送船など32隻が撃沈され、トラック基地の航空機3百機が失われました。備蓄された海軍の燃料タンクは、燃え尽きるのに一週間を要したと言われています。沈船の殆どと航空機は、この時の大空襲により沈められたものです。
 これから何度かに亘って実際に潜って撮影した写真を元にご案内していきます。
  船名 詳細へ   船名 詳細へ
1 富士川丸 富士川丸のファイルへ 21 第六雲海丸 第六雲海丸のファイルへ
2 山鬼山丸 山鬼山丸のファイルへ 22 艦上攻撃機「天山」 天山のファイルへ
3 神國丸 神國丸のファイルへ
神國丸2のファイルへ
23 愛國丸 愛國丸のファイルへ
愛國丸2のファイルへ
4 日豊丸 日豊丸のファイルへ
日豊丸2のファイルへ
24 札幌丸 札幌丸のファイルへ
5 平安丸 平安丸のファイルへ 25 哨戒艇34号 哨戒艇34号のファイルへ
6 川西二式大艇 二式大艇のファイルへ 26 桃川丸 桃川丸のファイルへ
7 山霧丸 <山霧丸のファイルへ 27 長野丸 長野丸のファイルへ
8 乾祥丸 乾祥丸のファイルへ 28 夕映丸 夕映丸のファイルへ
9 桑港丸 桑港丸のファイルへ 29 松丹丸 松丹丸のファイルへ
10 五星丸 五星丸のファイルへ 30 菊川丸 菊川丸のファイルへ
11 一式陸攻 一式陸攻のファイルへ
一式陸攻2のファイルへ
31 北洋丸 北洋丸のファイルへ
12 ゼロ戦 ゼロ戦のファイルへ 32   のファイルへ
13 伊169号潜水艦 伊−169潜水艦のファイルへ 33   のファイルへ
14 駆逐艦「文月」 文月のファイルへ
文月2のファイルへ
34   のファイルへ
15 二神 二神のファイルへ 35   のファイルへ
16 天城山丸 天城山丸のファイルへ 36   のファイルへ
17 清澄丸 清澄丸のファイルへ 37   のファイルへ
18 宝洋丸 宝洋丸のファイルへ 38   のファイルへ
19 りおで志ゃねいろ丸 りおで志ゃねいろ丸のファイルへ 39   のファイルへ
20 伯耆丸 伯耆丸のファイルへ 40   のファイルへ